舟山和秀のブログ

ときめきと安らぎに彩られた素敵なひと時を

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昔の職場で

昔、僕の職場は工業地域にあって、広い敷地にはなぜか野良猫がたくさん住みついていた。

彼らはこの自然から切り離されたアスファルトの世界で職人さんや街から自転車で来る猫好きのおばちゃんから餌をもらいながら、生まれたり死んだりして、ゆっくりとメンツを入れ替えながらここで「猫」をずっと何世代もやっていた。

仕事が大変だった僕たちは猫を見て「気楽でいいな」なんて話しあったりしたけれども、猫たちは猫たちでワダカマリがあるのか、たまに互いに争っているのを見ることもあった。

ある日のこと、体格差が相当ある二匹が取っ組み合っていて、その日は引き分けみたいで何もなかったが、次の日になって小さい方は死体で見つかった。

見た感じ目立った外傷はなかったのでショック死だったのだろうと思っている。

死体は一人だけいた女性の社員が敷地の隅のほんの少しだけ土が出ている植込みの中に埋めてくれた。

その職場は優しい人が多かったけれど、とりわけ菩薩のような人だったと今にして思う。

 

人間はどこまでも殺し、そしてどこまでも殺し返すを繰り返す。

いつの日にか、人間の土地に菩薩が降り立つことはあるのだろうか。