舟山和秀のブログ

ときめきと安らぎに彩られた素敵なひと時を

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「栴檀は双葉より芳し」は普遍の真理なんだね。

togetter.com

 

※僕のブログとしては珍しく、この記事には存命人物の悪口が含まれます。

 

筒井康隆(と井上ひさし)が推した結城恭介が新井素子ほどぱっとしていないのを見ると、やはり星新一の方が眼力のようなものはあったのだろう。驚くべきは三人のうちで一番保守的に見える星が彼女の才能を認め、横紙破りがトレードマークな筒井がその文体を拒絶した事で、星のように多彩な経験をもちながもそれを否定したのはたぶん艱難辛苦の日々で培われた強度の人間不信からではないだろうか。それは純粋な心で生まれたきた子供が人間という汚い生き物の中で齢を経る間に世間ずれして悪いほうに染まっていく社会経験なら無いほうがましだという心なのかもしれない。

しかし、やはり本当のところは典型的なパパっ子にしか見えない星の、しかし、根底にある女人礼賛の魂が、鎌倉以来男系継承されてきた日本文学のニオイを微塵も感じさせない彼女の文体に新たな可能性を見たというのが本当の所ではないかと僕は思っています。

さて、例の件で有名になったショートショートの生活維持省は男女の性差、つまり制度に何の疑問も抱かず死ぬ男と、なんとしても自分の子供を逃がそうとする女(母)性の本質的な違いが鮮明に描かれていて、そこに登場する無作為公共殺人のディストピアは単なる道具立てでしかない。

だから話題になった「イキガミ」との類似性は故にごく浅い部分でしかなくて、ちょっとそこは実の娘さんの皮肉にも誤読だと思う。

そんなこんなでやっぱり星新一は日本文学の常識と歴史を二度覆したといえるのではないでしょうか。