舟山和秀のブログ

ときめきと安らぎに彩られた素敵なひと時を

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サーキットツアー開始 2018/03/22 17:00 まで、あと、 カウントダウン です。

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自由の戦士、画一化の魔王に敗れる。

 年末にひいた鼻風邪が治らず、帰省中はずっと不調だった。

 七十を超えた母親がキビキビ動くのを尻目に一日中ソファーでゴロゴロする始末だった。

 それでも弟とその息子の甥が訪ねてきたので、恒例の初もうでに母の運転で四人で行く位の元気はあったのでどうにか体面を保つことはどうにかできた。

 けれど、かえって来ると僕は甥の前でもゴロゴロしていた。

 甥は中学一年生で、冬休みなどで私用の外出の際に身分証(学生証)を持ち歩くべきかどうかを僕に相談してきた。

 憐れな叔父に何の話を振って良いのかわからなかったから、仕方なくそんな事を聞いてきたのかもしれないが、そうは言っても僕も「ガッコウ」という忌むべき施設に通わなくなって三十年近くなるので、どう答えたものかとっさに分からなかったが、身分証の取扱規則があるかもしれないから探してみて、無い様だったら紛失に気を付けた上で常に携行した方が良いと答えておいた。

 どうして常に携行した方が良いと答えたかと言うと、学生証を提示する事で警察に勾留される可能性が低くなると僕が通っていた名門進学厳格校則学園の偉い先生の朝礼訓示を思い出したからだ。

 補足すると僕の通っていた学校はGHQが解散を命じ忘れた名門私立国民学校で、復員少年愚連隊収容施設でもあったので学生証に信用があったわけではなく、単に揉め事ばかり起こすので形だけ関与した人間を特定できればどうでも良かったからだ。(そもそも学校の方針で他校との暴力事件はいくら起こしても処分はされず、代わりに必ず勝つことを要求される程であった)

 だからそう言ってしまった後で、戦後民主主義の輝ける平和な田舎の公立中学に通う甥には不適切な助言であったと後悔し、叔父さんの会社は学生証ならぬIDカードで入口の扉が自動で開くセキュリティーになっているよととっさに話を逸らした。

 「すごーい、叔父さんの会社ってIT企業なんだね」 

 たつき監督の解任の知らせをも凌駕する思いがけない反応であった。

 どうやら、甥は認証ゲートが設置されている会社は全部IT企業なのだと思い込んでいるらしい。

 で、その偏った企業理解も、IT企業で働く事が「すごーい」のもどちらもテレビか何かの影響なのだろうが、アイティーのアの字も関係のない自分としては、この話題も継続する事が出来ないので、再び話を胡麻化すことにした。

僕「学校ではパソコンの授業とかあるの」

甥「学校にパソコンはないよ」

 どうやら、学校は建て替え中で仮校舎の為(かつてあった)パソコンルームが省略されているらしい。

 さらに聞くと、仮校舎は二年間位使用されるようで、受験勉強に集中する時期を考えると学年によっては全くパソコンと無縁だったりする可能性があると思われる。

 

 「すごーい」と、思う。